京大生ケミストのつぶやき

理系京大生が勉強中に思ったことを気軽につぶやきます。

2024年度前期期末試験も終盤戦

 こんにちは。前回の投稿から日数が経ってしまいました。

 京都では梅雨も明けて暑さが増していき、セミも鳴き始め本格的に夏に入ったなという感じです。暑さに苦言を呈する人もいますが、僕はこの暑さはこの暑さで好きです(室内ではガンガンに冷房を効かせてますけど)。1年の1/4の期間しか味わえないし、何と言っても夏の生命力あふれるにぎやかな感じがとても好きですね。夏を満喫できるのっておそらく時間を持て余す学生の特権だと思うのでしっかり夏休みを楽しみたいですね!

 

 前回の投稿から少し期間が空いてしまったというか、一旦有機化学のまとめの投稿を中止していた理由が期末試験が迫っていたからでした。なんだかんだblogにまとめようとすると文章を打ち込む程度ならいいんですが反応式やら構造式やらをChemSketch(ChemDrawは使ったことない)で書いていかなければならないので時間がどうしてもかかってしまい、時間のある時期ならいいんですが専門以外のいわゆる一般教養みたいな科目の勉強もしていかなければならないとなると効率性に問題があるということで中断せざるを得なかったんですよね。まぁ期末試験が最後1日残っているのでそれが終わって長期休みに入ったら徐々に更新しようと思っています。

 

落単に対する恐怖心の欠如...

 今回が3回目の期末試験だったんですが、段々大学ってなんなんだろうと思うようになってきました。というのも1回生の頃はみんな比較的勉強するし、僕ら工学部理工化学科(旧工業化学科)勢はほとんどが必修・推奨科目で時間割が埋まっていたので、まぁあまり落としたくないわけですよね。というか僕を含めた多くの大学生初心者は単位を落とすということをこれまでに経験してこなかったと思うので、そういう意識はあまりなかったのだと思います。なので大学の期末試験も高校の期末試験も大きな違いはなかったです。けれどやっぱり人って周りに染まりやすいんですね。段々落単という現象が身近に感じられるようになってきます。まず勉強しなきゃという危機感が薄れていってしまうんですよね。それが今回の期末試験で感じられたことでした。専門科目の有機化学無機化学・物理化学などはもちろん(特に有機化学については個人的に好きな科目なのでより一層)勉強しました。けれど(京大では)人社と呼ばれる科目群ー一般教養の中で文系よりの科目群ーの勉強は本当に試験直前にやるという具合でした。専門科目は一か月前くらいからそろそろエンジン付けなきゃなという思いになりますが、人社についてはなんだかんだ後回しにしてしまって試験一時間前にガーーーーーっと勉強するって感じです。これが「大学生って何なんだろう」って思ってしまう理由です。大学って学ぶ場所だと思うんですけど、今聞いた感じ学ぶ場所って感じじゃないですよね。まぁ僕は有機化学が好きすぎて他の勉強をおろそかにしてしまっているんですけど、人社なんてなんで取ってるんだろうって思ってしまいます。人社にも問題点があるんですけど(下で記述)、僕も”大学生”になってしまったんだなぁ~と悲観している今日この頃です。

 

人社の問題点

 まぁこの何が問題なのか、それはとてもシンプルです、面白くない。本当に面白くないんです。いくつかは確かに面白いものもありますが、大半がそんなことはないです。面白いもの探せよっていう声が聞こえてきますが、ここにも新たな問題点が潜んでいるんです。それは授業名から推測した内容と実際の内容が全然違う、ということです。もちろん僕だって履修登録する段階では面白そうだと思う授業を選ぶんですよ。ただ実際授業を受けてみると「思ってたんと違う、、、」みたいな現象が起こるわけで、、、。面白いと思ってたのに内容全然違くて面白くないから勉強する気も起きないっていう流れが完成してしまうんですよね。2つほど例を挙げます。まず優しい例としては心理学。「心理学はどんな学問か」って聞かれたら僕は「人間の行動とその時の心理・精神状況との相関性というか連動性に着目した学問」みたいに答えます。いわゆるメンタリストDaiGoがやってるようなことですね。なので面白そうだなって思って取ってみたんですよ。けど実際の印象は脳科学みたいな感じで、「脳のこの部分に問題があるとこういった行動に障害が出てくる」とか「注意力にはこういった傾向がある」といった話で、思ったんと違うなって感じでした。もっとひどい例は社会心理学です。この名前を聞いて僕が想像したのは「人間の集団における心理学」みたいなものです。けど実際やったのは「我々の前には世界風景)が現前していて、その世界はさまざまな分節肢からなっている。それら分節肢は必ず意味を持ち、その意味は集合体において形成される。ゆえに我々の前に世界現前しているのは集合体がなせる業なのである。」みたいな話で、正直やばい宗教団体に所属してしまったのかと思いました。シラバスにある程度は書いてありますが、何も知らない状況でシラバス読んでも正直わからないので、結局授業取ってみないとわからないんですよね。んで実際取ってみるとこの有様ということで、、、んーーーー、、、。僕は今学期履修した人社のすべてで単位取得できてば、卒業に必要な人社の単位数は2(1授業分)なのであと少しの辛抱です。なので結局興味ありそうな科目選んで失敗するくらいなら楽単と言われている科目から探したほうがいいのではと思ってきました。その方が専門科目に専念できるし。後期はその方針で行こうかな。

 っというわけで、人社にはこんな問題点が潜んでいたんです。面白くないこと勉強するって大変ですね(-_-;)

 

さいごに

 人社の件でさんざんなことを言いましたが、僕が勝手に想像していた内容と実際の内容が違ったってだけでその授業や教えてくださった教授に対してとやかく言ったつもりはないのでそこはご了承ください。もちろんああいった内容を求めて受講している学生さんもいるはずなので。

 僕はラスト1日に、有機化学と人社2つのテストが残っています。土日という猶予が与えられている状況なので思う存分有機化学勉強した後、ほどほどの点数が取れるように残りの人社を勉強したいと思います。ではでは^^